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小学校に実習生がきたよ!
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☆1年2組
(じっしゅーせー? 色々な人らが来とるみたいやし、色々聞いて回るのも楽しそうかも?)
1年生の
八代 拓哉
は教室でわくわくしていました。
そこへ先生が、眼鏡のお姉さんを連れて現れました。
「はじめまして。教育実習で皆さんの授業をお手伝いさせていただきます、
古苗木 美姫
です。今日はよろしくお願いします♪」
木天蓼大学の社会学部の学生の美姫は、にっこりと子供たちに挨拶しました。
(1年生ってことは、この間まで幼稚園とか保育園に行ってた子たちなのよね……)
黒板にひらがなで名前を書きます。
「ふるなえぎ……?」
眠そうな目をした男の子(拓哉)が、首をかしげて黒板と美姫の顔を見つめます。
「あ、苗字が長いので、みき先生、が呼びやすい、ですかね。シーサイドタウンのコンビニでアルバイトしているので、お買い物で見かけたことある人もいるかとは思います」
コンビニのお姉さん? 見たことあるー! といった声が上がり、教室は一気ににぎやかになりました。
「自己紹介はこのくらいにして、何か質問はありますか?」
ぽつぽつと子供たちの手が上がり、美姫は席順表を見ながら指名します。
「やしろたくやくん、どうぞ」
「コンビニのおすすめおかしはなんですかー?」
拓哉の質問に、美姫は少し考えて答えます。
「えーっつとね、みき先生のおすすめは……」
その他、難しい質問にも笑顔で丁寧に答えていきます。
(こども好きな先生みたいだなー?)
そんなふうに思う拓哉でした。
(
保育士体験の時
とは違って色々と喋ってくれるので、わかりやすい反面大変なこともありそうですが)
楽しく、明朗な授業にしたい、と美姫は思います。
「はい、では質問はそれくらいにして授業を始めますよ。みき先生は後ろで見ていてね」
「はい」
担任の先生が言うと子供たちは素直に従います。
(担任の先生を見て授業のコツも勉強しましょう)
教室の後ろに立ち、熱心に授業を見つめる美姫でした。
「きりつ! れい! ちゃくせき」
授業が終わった途端、拓哉はみき先生に突撃しました。
拓哉だけでなく、他のクラスメイトも続きます。
「先生、あそぼう!」
「先生、あのねー……」
囲まれた美姫は子供たちの目の高さにしゃがみ、いろいろなおしゃべりに楽しみながら相槌を打つのでした。
拓哉はいい考えを思いつきました。
「みき先生、せっかくなら学校たんけんしない? 迷子にならんようにあんないするで」
「えっ? それは楽しそうね」
微笑んだみき先生に、拓哉は元気に言いました。
「よし、昼休みに行こう!」
拓哉の提案に、美姫もなんだかわくわくしてきました。
けれど、担任の先生はちょっと心配そうに見守っていました。
給食の片付けの時間、美姫は担任の先生に呼ばれました。
「……えっ?」
「……だから、大丈夫とは思うけど……驚かないでね」
「……わかりました」
「みき先生! 行こう!」
給食をできるだけ急いで食べて、拓哉はみき先生のところに駆け寄りました。
はしゃぎつつ拓哉は考えています。
(今日ばっかりは吐血しない様に、ギリギリを見極めないと!)
生まれ付き身体が弱い拓哉は、突発的に動いては吐血する事も少なくはありませんでした。
(でも今日そんなことになったら、みき先生を心配させるやん)
先生の手をきゅっと握って、拓哉は言います。
「迷子にならん様になー?」
微笑んで美姫は小さな手を握り返しましたが、その目には心配の色がありました。
「何処に行こう? 動物小屋? 他のクラス? ようお世話になる保健室? いっそ、他のお兄ちゃんやお姉ちゃんの所やろか?」
ぐんぐんと手を引っ張る拓哉に、美姫は言います。
「ゆっくり行きましょう。無理したらいけないわ」
「……みき先生、オレの吐血のこと聞いたんやな?」
拓哉はまっすぐみき先生の目を見つめます。
(ここはしっかり言っとかんとな?)
「こんな事で遊ぶ時間や知る時間が無くなったら悲しいし……吐血したら、おんぶかだっこをショモウする……アカン?」
真剣にそんなことを言う拓哉に、美姫はちょっと笑ってしまいそうになりました。
でも笑い事ではないのです。
「もーまーんたーい。今日は調子も悪くないし、うん。いけるって」
その言葉通り、拓哉は吐血することなく、他の子たちと一緒にいろんな場所を案内することができたのでした。
「ありがとう。そろそろ戻らないと」
そう言った美姫に、ちょっとぼーっとした女の子が言いました。
「えーやだあ、ママ、もうちょっと」
言い間違いにみんなが笑い出します。
「ふふふ、先生はママでもお母さんでもありませんよ♪」
と返しつつ、美姫は思います。
(ママと間違えるくらい、親しみを持ってくれたのね)
そんな感じにあっという間に実習期間は過ぎ。
最後の最後に、美姫は教室のアップライトピアノを弾きました。
「みんなでお歌を歌いましょう」
みんなと楽しく歌を歌い、これでおしまい、と美姫が言ったとき。
拓哉が小指を差し出してきました。
「また会おなー? ゆびきりげんまん!」
途端に、子供たちが一斉に指切りをせがんできました。
ちょっと困った美姫ですが、小指を高く掲げました。
「ええと、たくさんいるので……みんなで一緒に指切りね」
みんなが空中に小指を突き出して、みき先生とエア指切りをしました。
「指切りげんまん、うそついたら針千本のーます!」
「大人でせんせーやもん、きっと約束はまもってくれる、やろ?」
職員室に向かう美姫を、拓哉が追いかけてきました。
「にゃはー、ちゃんと約束まもってくれたら、オレから、そやなー……ちゅー? をあげちゃう!」
「ええっ? それはちょっと……」
驚く美姫に、拓哉はにかっと笑います。
「なんや大事なもんらしいけど、それ位楽しみにしとるって事で……きっと爺ちゃんも許してくれるやろー」
「そ、そうなの?」
「せやから、もーまーんたーい」
そう言うと拓哉は走り出し、くるりと振り返って手を振って、また走って去っていったのでした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございます。
実習生と小学生との、楽しい交流を書かせていただきました。
後日談があったら楽しそうですね。
それでは、ご縁がありましたらまたのご参加をお待ちしております!
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月22日
参加申し込みの期限
2021年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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