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大盤振る舞い! 異世界ショッピングツアー
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青山 絢
は、気づけば寝子島ではない不思議な露店街に立っていた。きらびやかな明かりがあちこちで光っている。
「……え?」
肌に触れる空気も何やら違う雰囲気。
横を見ると、従姉妹の
水谷 真優理
がぽかんとしていた。一緒に歩いていたので、ここへも同じように飛ばされたのだろう。
「な、何これ」
「……なんか、面白い場所に来ちゃったわね」
絢は少しビビるが、真優理は割と面白がっている。いきなり知らない場所で不安だが、真優理がいるだけで大分気も違う。
「お嬢さん方」
振り返ると、手を擦り合わせている、亜人が立っていた。薄青色で耳が尖った人型の彼は少し気味の悪い笑みを浮かべた。
「え」
「あら、中々見ない肌の色ね」
「気にするの、そこ?」
絢は少し怯えながら、
「な、何か用ですか」
「あっしはレドと言います。いやぁ、お嬢さん方がここへ来た理由なんかをお話しようかと思いましてねぇ」
彼の説明を要約すると、異世界でショッピングツアーをさせてくれるイベントで絢と真優理が当選したらしい。そして、彼はツアーコンダクターを務めるそうだ。
「ほな、行きましょか。いきなりショッピング言うてもわからへんやろし、オススメの店へ案内しますわ」
お言葉に甘えることにした。
「まずはここなんかいかがでしょ?」
レインボーな屋根に電飾が飾られた大きな店だった。外観からは何の店なのかわからない。
中へ入ると、キャラメルや焦がしバターの香りがふわりと鼻の奥に届いた。
しかし、目の前に広がるのは、無数の球体。それぞれ黒い丸が書かれている。
「……目……?」
様々な色の虹彩を持つ目玉がお皿いっぱいに積み上がっている。ちなみに目を閉じればお菓子屋さんだが、グロテスク過ぎだ。
「お嬢さん方〜、店主から試食品をもらってきやしたぜ!」
出されたのは眼球クッキーとクラッシュゼリーのチューブらしきもの。チューブは全体的に銀色だが、窓のように一部透明な素材に切り抜かれていた。中には紫色のどろどろした何かが入っている。
「……」
絢と真優理は顔を見合わせる。それから、絢は眼球クッキー、真優理はチューブの味見をすることになったのだが。
「!? 何か中から出て来たわ」
絢が口元を押さえる。クッキーの感触、そして割れて中からドロリと出て来たのはチョコレートのよう。本当に目を閉じていればチョコクッキーなのに。
「普通に美味しい……けど」
絢は隣でチューブを吸っている真優理へ視線を向ける。
「微妙ね」
そう呟いた。
次に案内されたのは串焼きの露店だった。
「おっと、希少なドラゴンの尻尾の炙り焼きがありますぜ!」
レドは素早い動きでくしを二つ買ってくれた。
渡されたものの、先ほどの妙な食べ物の食感が残っている。
「真優理さん、これどうす、あ」
すでに真優理は頬張っていた。
「これ、中々美味しいわね」
炙った干物のようで、
「これはお酒があいそうよ、絢ちゃん!」
「……私まだ飲めないので」
絢は、複雑そうに言うのだった。
「レドさん、これは、美味しかったわよ」
「姐さん、手厳しいねぇ」
レドは苦笑い。
「次は雑貨屋に行きましょか。思い出になるもんが見つかるかも知れんし」
絢は少しほっとした。残念ながらこの世界の食べ物は口に合わなかったが、雑貨屋なら楽しそうだ。
数分後。
雑貨屋にて。絢は店の姿見の前で複雑そうな顔をしていた。淡いピンク色、形的にはワンピースなのだが、全体的にシースルーで下に着けている水着が完全に見えてしまっている。踊り子と言っても通用するかもしれないが、夜の街に出る女性御用達らしいので、複雑だ。
「いやぁ、似合いますねぇ。お嬢さんが着ると、そこらの娼婦の美貌が霞んで見えますぜ」
褒めているのは分かるが、本当に複雑だ。
「はぁ、はぁ……」
荒い息が聞こえ、はっとして振り返った。
「真優理さん……どうしたんですか」
気のせいだろうか、やや興奮気味?
そして手には何故か妙な杖が握られていた。180センチはあるだろうか。
「これで突かれた人は突かれた人に一目惚れするらしいわよ」
「……真優理さん、なんでそれを持って近づいてくるんですか」
じりじりとにじり寄ってくる真優理、後退りする絢。この攻防は十分も続いたのだった。
その後は武器屋に寄って、星空の下でしか使えない拳銃を見た。レドの説明に寄れば天空魔法の力により、星力弾を放てるという。
試し撃ちは出来なかったのでついでに買おうか迷った真優理は絢に止められ、断念した。
最後はおもちゃ屋だった。
薄暗い店内、水晶やタロットカードなど、オカルト的なアイテムが並ぶ。
「これおもちゃ?」
「個性的なおもちゃがいっぱいあるわね」
と、絢が見つけたのはサークレットだった。クリスマスツリーのようなオブジェに飾りとしてつけられているが、それを外して手に持ってみる。
「かわいい」
思わぬ収穫だ。シルバーの細い紐と丁度額の辺りに来るトップのアクセサリーは三日月だ。何か不思議な力が宿っているかと思えばそれはないらしい。
「お芝居の小道具として使えそうね」
ここへ来て、いい買い物が出来そうだ。
そんなことをしていると、真優理が謎のペンの先をこちらへ向けていた。
「真優理さん?」
真優理は得意気に笑った。
「絢ちゃんのかわいい姿をもう一度。『戻』!」
漢字の戻るを宙に書いた。すると、
「きゃっ!?」
先ほどのシースルードレス姿に戻ってしまったのだった。
「え……ちょっと真優理さんっ」
「文字に意味を込められるんですって。写真とってなかったからシャッターチャンス」
スマホでパシャパシャ撮られまくり、絢は思わず顔を赤らめるのだった。
ちなみにサークレットはこの衣装に凄く合う。次のネタが浮かんでくるようだ。
そして、おもちゃ屋を出ると、
「お疲れでした。またのお越しを。ほな!」
レドの見送りで、気づけば寝子島に立っていた。絢は恐る恐る自分の体を見下ろしてみると、
「良かった」
制服に戻っていた。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
不思議な露店街でのショッピング、いかがだったでしょうか?
不思議な食べ物は当たり外れがあるようでしたね!
アイテムを購入された方は、是非記念としてお持ち下さいませ。
それでは、ご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月23日
参加申し込みの期限
2021年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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