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手作り料理を堪能しよう……? 五十嵐先生コース編
――放課後・理科室
御巫 時子
は
五十嵐 尚輝
と共に理科室で白衣を纏い、早速調理の準備に取り掛かっていた。
「白衣での料理は新鮮ですね。何を作りましょうか」
「そう、ですね……メニューは、御巫さん、にお任せします」
尚輝の言葉に、時子は「わかりました」とにっこり。だが、美味しい物を作れるか否かはちょっと不安。
(先生と一緒に料理できるなんて楽しみですね。美味しく出来るでしょうか?)
ちょっとドキドキしながら先生を見つつ「ビデオ撮影については大丈夫です」と付け加えておく。尚輝は少しほっ、とした表情でビデオの設置を始める。
「撮影準備が整いましたら、さっそくはじめます。……今のうちに、材料を寄せておいて、ください……」
「わかりました」
尚輝の指示に従い、時子は早速用意してもらった食材を見る。そこから野菜やお米、調味料などをチョイス。
「もう始めていい、ですよ……」
「はーい」
尚輝が手を上げ、ビデオカメラの録画スイッチを押す。同時に、時子もさっそく調理開始。まずはお米をとごう、とビーカーにお米を入れる。
「アルコールランプで……お米を炊くんですね……?」
「はい、今回は三脚の上に金網を置き、このように炊こうかと」
時子はてきぱきと準備し、お米を研いで水を入れ、早速アルコールランプの準備。火をつけるのは時間をおいてから行うのだが……、そこで少し困ったことに。蓋になるものが見つからないのだ。
「蓋の代わりは、何にしましょう?」
「うーん、……ならば、これを使いましょう」
そう言って尚輝が取り出したのはシャーレである。それを手早く被せ、もう一つのビーカーで同じようにお米を研ぎ、自分の分のお米を炊き始める。そして、同じように三脚と金網、アルコールランプを準備した。量が量なので10分置いてから炊飯をスタートさせる。
「次に、煮物を作りましょう。調味料はピペットを使いますね」
時子は手際よく調味料と食材を準備。そして、尚輝にも野菜を見せ、一緒に切りませんか、とお誘い。
「あまり、得意ではないのですが、よいですか?」
尚輝の問いに時子は「コツとか教えますから」と笑顔で答える。尚輝は包丁を握るとたどたどしい手つきでニンジンを切り始めた。
「先生、もう少し力を抜いてください」
「……こう、ですか?」
「なかなか上手です……」(ぽっ)
普段とは少し違い少し初々しい様子を見せる尚輝に時子はほほを赤く染める。そうしながらも野菜に隠し包丁を入れているあたりそつないが。
こちらもアルコールランプで加熱し、ピペットを使って調味料を投入。砂糖はシャーレに入れ計量スプーンで測って入れていく。
(うふふ、本当に実験をしてるみたいです♪)
うきうきした様子の時子に、尚輝もどこか嬉しそうに口元が緩む。彼はふんわり香るダシの香りにほほ笑みながら煮物が煮える様子を観察していた。
(この場合加熱により栄養素は多少落ちます。しかし消化しやすくなるので……)
と、どこからともなくノートとペンを取り出してメモしている辺り実験とあまり変わらないかもしれない。
最後はお味噌汁作成。ほうれん草とニンジンは細かく切り、豆腐や胡麻は乳鉢と乳棒ですりつぶす。
てきぱきと手際よく味噌汁を作っている間に煮物もほどよく柔らかくなる。
「先生、味見していただけますか?」
時子がシャーレに里いもを入れて尚輝に持っていく。味見をした尚輝は……少し首を傾げた。
「味は良いのですが、少し硬いかもしれません……」
どうやら、もう少し長めに煮た方がよかったようだ。
ご飯もだいたい炊きあがったものの、水の量の所為か少しだけ柔らかすぎた気がする。
(ちょっと失敗しましたか……)
そこは残念だが、致し方あるまい。
完成したところで皿に盛って定食のように並べれば量は少ない物の見た目はお店で出されてもおかしくない雰囲気がある。
「「いただきます」」
二人で向き合って少しずつ食べると、がんばった甲斐があり、食べられない事はない味がした。それでも、時子は納得いっていないのか、表情が曇る。
「うーん、改善の余地あり、ですね……。下ごしらえは疎かにしていないのですが……」
時子が少ししょんぼりした様子で呟けば、尚輝は首を振る。
「僕は……楽しかったですよ。それに、野菜も……普段より食べられましたし」
野菜を苦手とする彼は、食べやすい味になっていた事が嬉しかったようだ。時子は、また少しだけ赤くなりつつはにかむのだった。
最後はデザート。これは化学の授業でも定番(?)のカルメ焼きである。
「これは、炭酸水素ナトリウムの熱分解実験の例として、よく出されますね……」
尚輝はそういいながら手際よくザラメを水に溶いてバーナーで煮溶かし、重曹を加えて器用にくるくるかき混ぜる。その間に、時子は普段尚輝がやっている方法でコーヒーを準備。
出来立てのカルメ焼きと淹れたてのコーヒーは熱かったが、齧ると甘く、飲むとほろ苦く。時子は嬉しそうに「美味しいです」と笑う。その顔に尚輝もどこか安堵しているようだった。
少し休憩した後は、後片付け。二人並んで道具を洗いながら、またチャレンジしたいですね、と顔を見合わせ笑い合う。
(また一緒にできたらいいですね)
時子は、尚輝の横顔をみて、小さく微笑んだ。
こうして、放課後は過ぎていく。
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
今回は実験道具で料理! という訳で御巫さんのリクエストにお応えしました。
いかがだったでしょうか?
ダイスの結果とアクションによりこのような結果と相成りました。
まさかの出目に……。
時子さんはちょっと悔しい思いをしたかもしれません。
ともかく、楽しいひと時になれば幸いです。
それではこの辺りで、また縁がありましたら宜しくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年03月10日
参加申し込みの期限
2020年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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