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【水泳大会】レースとシャチと、あとサメ(黒猫組サイド)
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●悪意の水鏡
100Mメドレーを終えた
朝鳥 さゆる
は、そのままプールサイドに腰をおろした。
夏の日差しとメドレーの余韻に揺れるプールを、ぼんやりと眺める。
透き通る水面の上で、さゆるの影が揺れていた。水泳大会の参加者たちが、背後を通り過ぎていく姿が映り込む。
けれど彼女の瞳が見ているのは、水面の影でも、プールでもなく。
『彼』の姿だけだった。
去年のクリスマス以来、生死不明となった彼。
あれからもう、半年以上が経つ。
回顧するように、縋るように『彼』の虚像を見つめる彼女の隣に、不意に一人分の影が差す。
「ハーイ、元気そうね」
酷薄さと妖艶さを混ぜ合わせたその声に、さゆるは覚えがあった。
海開きの日と、期末テストの返却日のことだったか。流されるまま、一時の徒事にふけった記憶がよみがえる。
だからと言って赤面するようなことも、嫌悪の色を見せることもしない。
ただそれだけの相手であって、さゆるは別に興味もないからだ。
声の主――
葉利沢 倫理子
、否、Maliceが隣に腰をおろした。いいと言った覚えはないが、どうせ拒否しても座るのだろう。
すぐ近くに感じる夏場の体温は、あまり気持ちのいいものじゃない。
「よく逢うわね。これも何かの縁かしら?」
ただの偶然だ。縁を感じるほどの興味もない。
「あなたってあんまり学校に来ないと思ったけど、最近よく来るわね。気が変わったの?」
さゆるは視線一つよこさないまま、プールを眺め続けている。
そもそも聞く気もないのだろうと、Maliceはきっとわかっている。
どちらの女にも、楽しくお喋りしようとなんてつもりがないのは明白だ。
とはいっても、だ。
ただ一方的に話すだけでは、やはり面白みに欠けるのだろう。
悪意とは、晒された者の反応があってこそのものなのだから。
「今日は何も話したくないみたいね」
さゆるから視線を外し、Maliceはプールに目を向けた。
日光と波に揺れる水面の上で、二人の影も揺れている。
冴ゆるの横顔へと視線を戻したMaliceは、退屈そうにひらりと手を振って立ち上がった。
「いいわ。また縁があったら色々と楽しみましょう」
その去り際、さゆるの耳に口寄せる。
口元に浮かぶ破線のように歪んだ笑みは、さゆるには見えていない。
特殊種目の準備でも始まったのだろう。フロートが投げ込まれて水面が揺れる。
「あなたの瞳に写ってるのは、誰なのかしらね?」
胸の奥底が凍てるような感覚に、さゆるは息をつまらせた。
美しく整えられた爪がプールサイドを掻き、噛んだあとのように歪む。
その時さゆるの目に映ったものは、何だっただろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月19日
参加申し込みの期限
2018年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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