「おや?」
志波 甲斐斗が寝子ヶ浜海岸の前を通りがかると、何やら人だかりが見えた。
「よう、そこの兄ちゃん! 寄ってかねえかい?
寝子ヶ浜大秋刀魚祭、絶賛開催中だぜ~!」
声をかけてきたのは、言わずと知れた
サンマさんだ。
「ほほう。サンマですか」
なるほど、あたりには香ばしい匂いが漂っている。
今年の寝子島は秋刀魚が豊漁であったそうだ。
サンマさんは美味しい寝子島の秋刀魚の魅力をもっとアピールすべく、自らイベントを企画し開催にこぎつけたのだという。
会場には、ブロックで組まれた簡易的なかまどに、火が入った七輪がいくつも置かれている。
網の上でじゅうじゅうと美味しそうに焼けているのはもちろん、秋刀魚だ。
「みんな、じゃんじゃん食べてくれよな! 寝子島の秋刀魚は、最高だぜ~い!」
イベント期間中、会場では、なんと
格安で秋刀魚が食べ放題なのだそうだ。
寝子島住民はもちろん、島外からも集まった大勢の客たちが、絶品の秋刀魚を楽しんでいた。
「これは美味しそうですね。せっかくですし、僕もお邪魔して……おや?」
と、その時である。
ずどどどどどど……!
「あ、あれは……
猫の大群!?」
秋刀魚が焼けるいかにも美味しそうな匂いにつられて、寝子島の象徴たる猫たちが、こぞって寝子ヶ浜海岸へと終結してきたのだ!
「おいおい、やばいぜ~!? あんな数じゃあ、秋刀魚が食いつくされちまうぜ~!」
焦るサンマさん。
いくら大漁といっても、秋刀魚の数には限りがある。
それに香ばしく焼けている秋刀魚の中には塩焼きもあり、猫が食べるには塩分過多に過ぎるだろう。
「これは困りましたね。さて……」
サンマさんのイベントを守り、猫たちを守り、秋刀魚を美味しく賞味するのだ!
こんにちは、よろしくお願いします!
志波 甲斐斗さん、ガイドに登場してくださりありがとうございました。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションをかけてください。
概要
秋の味覚の王様、秋刀魚を美味しくいただいたり、
猫に構ってあげたりするシナリオです。
寝子ヶ浜海岸にて、サンマさん主催のイベント、
「寝子ヶ浜大秋刀魚祭」が開催中です。
会場では、獲れたて新鮮な秋刀魚を、格安価格で食べ放題となっています。
寝子島のお魚屋さんたちが調理担当としてお手伝いしていて、秋刀魚メニューはいろいろ。
リクエストも受け付けてくれます。
<おしながき>
・秋刀魚の塩焼き
・秋刀魚の素焼き
・秋刀魚の煮付け
・秋刀魚のお刺身
・秋刀魚のつみれ汁
などなど
おとなもこどもも、ほしびとさんも、寝子島産の絶品旬秋刀魚をぜひご賞味ください!
★猫ちゃんたちの襲撃について
イベントに参加していると、秋刀魚の香りを嗅ぎつけ、
寝子島の猫たちが大量に集まってくることがあります。
放っておいたら、秋刀魚が食べ尽くされてしまったり、
食べすぎや塩分の摂りすぎで、猫たちの健康にも良くない影響が出てしまうかもしれません。
ここは何とかして、猫たちの興味を秋刀魚から逸らしましょう。
<有効そうな手段>
・猫用のごはんやおやつをあげる
・遊んであげる
・餌で釣って逃げる
・猫対策グッズなどで追い払う
できれば、猫ちゃんたちにストレスのない方法が良いですね。
なお、猫たちの襲撃には遭わなかったり、知らないまま、秋刀魚を楽しむこともできます。
NPCについて
・サンマさん
イベントの企画立案者。寝子島の秋刀魚をアピールしようと頑張っています。
通りすがりの人と目が合うと、強引に会場へ連れてくることがあります。
猫たちにも大人気。集られています。
・相原 まゆ
近くを通りがかったところ、サンマさんに強引に参加させられました。
魚の骨を取るのが苦手で、上手に食べられないようです。
・雨宮 草太郎
秋刀魚を楽しんでいますが、むしろ猫に会いに来ました。
いそいそと猫缶を開けています。
その他、登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!