青い空に、木々の緑が輝く春のある日。
道を歩いていたあなたは、肩にかけた鞄からハンカチを出そうとして、その手を止めた。
頭の上で、なにかが、ふわり、と動く感じがしたのだ。
「虫でも飛んできたのかな?」
そんな様子はなかったけれど、と髪を探ると、なにやらもふもふした感触が。
はたと動きを止めて、足元の陰を見る。
「はあっ……?」
今度は、鞄から取り出した手鏡を見て。
「えええっ!?」
思い切り叫んだ。
なんと頭には、バニーの耳がついていたのだ。
しかも、着ていた服は、黒いハイレグ、網タイツ。もふもふ尻尾にハイヒールと、バニーの衣装に早変わり。
とりあえず、耳つきカチューシャを外そうとするけれど。
「と、とれない!」
ふわりと丸いもこもこ尻尾がついた衣装も。
「ぬ、脱げないっ!」
見れば周囲は、老若男女のバニーがいっぱい。
「せめて、家の中だったらよかったのに……」
呟いたところでここは外。
そこにどこからか、不思議な声が聞こえてくる。
「あなたの秘密をひとつ叫べば、バニー姿は解けますよ…ふふふ」
さあ、どうしましょう?
男性も女性も、みんなバニーの格好になってしまいました!
想定しているのは、ごく一般的?な、首に蝶ネクタイをつけたハイレグ網タイツバニーですが、キャラによってはいろいろあると思います。
ちょっとセクシーなバニーちゃん、うさ耳は必須
であれば、適宜改変してくださって大丈夫です。
基本的に、コメディです。