それは、何の前触れもなく突然起こった。
目を覚ましたあなたが見た景色は、すべてがピンク色に染まった世界。
夢だろうか、どこか別の次元に迷い込んでしまったのだろうか。
ただ分かっていることはふたつだけ。
ひとつは、この世界独特の瘴気のようなものにあてられた影響なのか、
いつもでは考えられないくらい劣情がわき上がってしまっているということ。
そしてもうひとつは、今この世界ではどうやら争いごとが起きているらしいということ。
街のあちこちから聞こえてくる叫び声や悲鳴でそれはすぐに理解できた。
「ここは一体……って、この格好は!!!」
骨削 瓢は女装していた。しかも、ニーハイだった。絶対領域が眩しい。
ひとまず物陰に隠れて様子を窺ってみると、なにやらふたつの派閥が揉めているようだった。
「なんでニーハイの魅力がわかんないんだよ! ちらっと見える素肌がドキドキするだろうが!」
「出たな邪教徒め! 美脚にはパンストって昔から決まってるんだよ! 程良い透け感に思わず見とれちゃうっつうの!」
よく聞くと、めちゃくちゃしょうもない争いだった。
「……」
普段なら、呆れ顔で溜息のひとつでも吐くところだろう。
しかし、今この地においては、自身も瘴気めいたものにあてられている。
つまりそのしょうもない争いに、身を委ねたくなってしまったのだ。
「あっしは……あっしは……!」
どちらの派閥につくべきか、そもそもこの衝動のまま理性を捨てていいのか。
そんな葛藤に苦しんでいる間にも、争いはどんどん広がっていく。
中には、とうとう力づくで従わせようと無理矢理ニーハイ、あるいはパンストをはかせようとする者も出てきた模様。
はたしてこの戦いの果てにあるのは何なのか。ていうかまずこの状況が何なのか。
それを確かめられるのは、あなたしかいない。
こんにちは。網と言います。どうぞよろしくお願いします。
あなたはピンク色に染まった世界にいました。
そしてあなたの職業年齢性別に関わらず、
ニーハイやパンストなど、何らかのストッキングを身に着けています。
あたりではニーハイ派とパンスト派が激しく言い争っています。
これ以上細かいことは申しますまい。
ニーハイやパンストへの愛や魅力を思う存分語ってください。
コメディですし、多少の暴力もアリです。あなたのすべてを、解放するのです!
アクション例:
・ニーハイ派として戦う
・パンスト派として戦う
・争いを止めるため第3の派閥を名乗る 等
この世界はなんなのか。この戦いの果てに何があるのか。そもそも何かあるのか?
ご参加お待ちしています。