■自動販売機から出てきた精霊のお話し
「あれ? こんな所に自動販売機あったっけ?」
入江 みつびが首を傾げると、柔らかな茶色のポニーテールがふわん、と揺れた。
いつも通る道に、今日になって突然1台の自動販売機が設置されていることにみつびは気付いた。
どこかのメーカーのものではなく、そのボディはピカピカと光る金色。
みつびが近寄り、その自動販売機の周りをグルリと覗いても、特に何の広告も書かれていない。
「う~ん、売ってる飲み物は他のと変わらないみたいだね」
かまぼこ型のピンをそっと撫でつつ、悩むこと3秒。
「ま、いっか!」
ちょうど喉も乾いていたし、とみつびはためらいなくコインを投入する。
「よっし、これにしよ~♪」
ポチッとスポーツドリンクを購入すれば、ガコンと下方から重たい音が響いた。
みつびがドリンクを取り出す。
冷えたペットボトルのフタをその場で捻ってみると……
ボワン!
と、白い煙がモクモクとペットボトルから溢れだしてきた。
「なっ、何これぇ!?」
辺りを覆う白い煙にみつびが目を丸くする。
そして、いつのまにか煙の中に人影が現れていることに気がついた。
「ご主人様!」
そう言いながら現れたのは、スポーティーな雰囲気を持つタンクトップ姿の少年。
少年は人懐っこい表情でみつびを見つめていた。
「ご主人様! 僕は自動販売機の精です。1つ、ご主人様の願いを聞きますよ! さぁ、どうぞ!」
「どういうこと~っ!?」
驚くみつびに、少年はニコニコと笑みを返すのだった。
はじめまして、こんにちは。
金原りくと申します。うつけものですが何卒よろしくお願いいたします。
入江 みつび様にガイドにご登場いただきました。ありがとうございます!
もしもご参加いただける際は、上記のことは忘れてくださって自由にぜひ!
自動販売機でドリンクを買って精霊に願いを叶えてもらおうぜ!!なシナリオです。
お選びいただくドリンクによって、下記のような具合に精霊の姿は変わります。
【ドリンクの種類】
●コーヒー (温・冷)
褐色肌のエキゾチック女性
●紅茶 (温・冷)
凛々しい執事メガネ男性
●スポーツドリンク
スポーティー爽やか少年
●緑茶 (温・冷)
和風おしとやか少女
●フルーツジュース
ロリっ娘
●サイダー
チャラ男
●おしるこ
おばあちゃん
●栄養ドリンク
くたびれサラリーマン中年男性
基本タイプは以上です。
が、「微糖のアイスコーヒー」や「オレンジジュース」など詳細があると
それっぽいアレンジの加わった精霊になります。
また、上記にないドリンクもオーダーOKです。
但し、精霊の雰囲気は金原任せになります。
カオス上等!な方は無茶ぶりウェルカムです。
(版権関わる商品名は改変しますゆえご了承ください)
【願い】
お願いごとを精霊が一つ聞いてくれます。
精霊の外見によって願いを叶える能力や得意分野など差はありません。
実現可能なものから難しそうなことまで言うだけならタダです。どんと来い。
簡単なものなら叶えられますが
難しいもの(世界征服したいぜ!)などですと、夢オチ等になる可能性大です。
ご了承ください。
願いを叶えても叶えなくても、精霊は適当なタイミングで消えます。
再度ドリンクを購入しても精霊は現れませんのであしからず。
【その他】
リアクションでの精霊との交流、また実際に夢を叶える場面の比率は
皆様のアクションによって変わってくるかと……!
また、ドリンクを開けても開けなくても、精霊は自販機前で現れます。
基本的に周りに人はいない、という状況です。
普段から飲むドリンクでも、気分を変えて別のドリンクでも。
ほしびとさんが寝子島にて、初自動販売機ドリンク購入デビューでも!
長々と書いてしまいましたが、
そこまで気にせず、どうぞゆるっと自由なアクションをお待ちしております。