ある冬の日の夕べ。
九夜山にある古いお屋敷に、あなたはいた。
きっかけは……そう、一通の手紙。
<あなたを『闇ゲーム』のプレイヤーとしてご招待いたします>
何故だろう。
不思議とこの手紙に惹かれて、気づけばあなたは屋敷の門をくぐっていた。
くぐらなければ、命はなかったであろう。そういう不思議な力を持つ手紙だった……。
出迎えたのは、漆黒の大きなマントを身に纏った男だった。
「よ、ようこそ……アナタの上着と大切なものを預かります。中へどうぞ」
歩くたびギシギシと鳴る暗い廊下を過ぎ、蜘蛛の巣だらけの客間に通される。
床は禿げまくった畳。部屋の中央には10人程が入れそうな、大きな炬燵。
炬燵の中央には、鍋がひとつ置かれている。
プレイヤーたちは炬燵に足を入れて暖を取る。
マントの男がゆっくりと炬燵に入り、みなに語り始める。
「ゲームを進行する
海原 茂です。今宵はともに協力し、『闇ゲーム』をクリアしよう」
そして、ドンッと炬燵を両手で大きく叩いた。
「この世界のフツウを死守するためにっ!」
この場に集まった者たちは、過酷な使命を与えられてしまったようだ。
そして、どうやら神魂の影響で、恐ろしいゲームに巻き込まれてしまっている。
必ずや全員でゲームに勝利して、いつもの寝子島を取り戻さなくてはいけないのだ。
「ルールは簡単だ。この闇鍋を食べ尽くす」
海原は鍋の蓋をあけ、マントをバサッと脱ぎ捨てた。
「ただし、恥ずかしい格好で、恥ずかしいセリフを吐きながらだ!」
マントの下は、女性もののスクール水着だった。
「しげちん、お鍋だーいちゅき♪ …………くっ」
(※注:画像は男性ものですが、実際は女性ものを着ています。イマジン!)
神魂の影響で、恐ろしい『闇ゲーム』が始まってしまいました。
ガイドは『ねこじま人狼』へのオマージュとなっています。笈地マスターに感謝!
さて、参加者みんながクリアしないと、フツウの世界は壊れてしまうそうです。
この世界の平和とフツウは、みなさんの羞恥心と食べっぷりにかかっています。がんばりましょう。
とはいっても、コメディタッチで楽しい夜になればと思っています。
気楽に考えて、ふらっと参加してください。
ちょうどいいイラストがなくても、全く問題ありませんので!
▼闇ゲームのルール
◇恥ずかしい格好をしてください。
・魔法少女、性別転換、ハロウィンや文化祭のときの仮装などがオススメです。
・これは着たくない、恥ずかしすぎる!と想像した衣装が、手元に召喚される謎の便利システムです。
◇恥ずかしいセリフを言ってください。
・アクションにはたくさん書いておいてください。
・書いてなくても、アドリブで言ってもらうこともあります。
・恥ずかしいセリフ以外の、普通の会話もできます。自由に楽しみましょう。
たまに、ここぞと言うときに恥ずかしいセリフを言えば大丈夫です。
・セリフだけでなく、恥ずかしいポーズなどもあるとクリア率があがります。
◇闇鍋の具材をなにかひとつ、入れてください。
・これはギリギリだな……と思った具材が、手元に召喚される謎の便利システムです。
・食べても健康を害さないものにしてください。
◇闇鍋を食べてください。
・何を食べるかわかりません。
・食べないとこの世界が終わってしまうと思うので、どんなものがきても食べてもらいます。
・得体の知れないものを食べるときの心持ちや食べっぷりをアクションに書いておいてください。
なんでもガンガン迷わず食べるとか、苦悩しながらちょびちょび食べるとか。
それでは、ご参加お待ちしております。