…(しばし時間が過ぎて退屈したのか屋上から出て行く)
【PL:お邪魔してすいませんでした。】
ある日、斗南がふと気まぐれで屋上で昼寝がしたくなって扉を開けるとそこには天吏が鳥と一緒にいた。
(…思い出した。”だいてんし”先輩、か)
寝子学生の間では天吏の事を容姿に対する羨望と言動への揶揄を込めて”だいてんし”と裏で呼んでいた。
さて、その”だいてんし”先輩を相手にどうするか。しばし考えると
「…お邪魔します」
そう言って斗南は極力彼女の視界に入らないところで寝転がった。せっかく来たのに人がいるからと場所を移すのも面倒だと思ったからだった。しかし寝転がりながら天吏の鳥と戯れる姿を観察していた。
(大天使先輩、ね。なるほど)