"「あーもー最っ悪」
なんとか堤防の上に避難でき、圭花は潮流に流されていくガードレールを眺め、脱力にへたり込んだ。
「にしても動じないわね」溺れてたのに、圭花の隣りでのほほんとリラックスする猫に、苦笑した。"
(シナリオ「賽の目の憂鬱」より)
あの日からね。
海辺を歩いててたまに顔を合わせると、にゃあ、なんて挨拶されるようになったのは。
感謝されてるかっていうと、まったくそんな感じもしないんだけど……。
(PL:シナリオでの1シーンをイラストにして頂きました。
まず思ったのが、指先まですらっとしたスタイルをとても綺麗に描いて頂いているなぁ、と……。
滴り落ちる水滴も艶やかな感じ。
西日の光線とそれを照り返す海と雲の色も美しいです。
また、発注してから知ったのですが、猫ってずぶ濡れになるとお化けみたいな姿になることがあるようですね。(
ヒョウ柄の猫、可愛くもふてぶてしく描いて頂き感謝です。
zaza様、今回はありがとうございました。
また機会がありましたら、よろしくお願いします)