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母の日、ははは
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寝子暦1373年の母の日。
「そういえばちゃんと届いたかな」
スマホをチェックした
佐藤 英二
は、母親からのメールに気づきました。
メールには、カーネーションが無事届いたと感謝の言葉、そしてメッセージの返事として、皆元気だと綴られていました。
ところで大学で彼女はできた? とも。
(ちょっと照れくさいけど喜んでくれて良かった)
ホッと一息、けれど思わぬ質問にドキドキしつつ。
「お茶でも飲もう」
お茶の準備をしようとして、思い浮かぶのは同じ安アパートに住む
野々 ののこ
のこと。
(折角だし)
二人分の緑茶とお茶菓子を用意して、ののこにメールで声を掛けてみることにしました。
『よかったらうちでお茶でも飲まない?』
突然ひょんな気を起こさない限り、十中八九家にいるだろうと思ったのです。
思った通り、すぐに返事が来て。
『行く!』
英二が待ってるね、の返事を打ち終わった瞬間、足音と共に本人がやってきました。
「やっほー、来たよ」
「いらっしゃいののこさん、どうぞ」
バレンタインに告白してめでたく恋人同士になった二人ですが、呼び名が『ののこさん』に変わった以外は相変わらずでした。
「今日は何してたの?」
英二が問い、
「んー、こないだねこの庭で食べたケーキセットおいしかったなー、って思い出してた」
そう答えるののこに、英二は笑いながらお茶菓子を出しました。
「美味しかったよね。ケーキセットには及ばないけど、どうぞ」
「わーい、いただきまーす」
そんなのんびりとした時間を過ごしながら。
ふと英二の頭に浮かんだ疑問がありました。
(そういえば、ののこさんの“お母さん”は天界にいるのかな?)
余計なお節介かもしれない、と思います。
ののこはらっかみの力を捨て普通のひとになって。
天界のことは忘れているのかもしれないし。
たまには顔を見せてあげたら? なんて言えるわけもないのです。
「英二くん? どうかした?」
つい黙って考え込んでしまった英二に、ののこが身を乗り出してきていました。
「あ、うん……その、今日は母の日だな、って思って」
「母の日? あー、そうだっけ。どうせなら祝日にしてほしいよね、日曜じゃなく」
そんなことを言い出したののこの話に乗って、そのまま別な話題につなげてしまおうか、とも思いましたが。
「電話連絡……とかしてみたら? お母さんに」
思い切って英二は勧めていました。
やっぱり、うやむやなままにはしておきたくなかったのです。
「電話……そうだね」
一瞬きょとんとしたように見えたののこでしたが、混乱する様子もなくすぐに頷きました。
「帰ったらママに電話してみるよ」
「そう……きっと喜ぶよ」
良かった、と英二は思いました。
挨拶する機会がいつか来るのかはわかりませんが。
意識しているかどうかはともかく、お母さんはののこの大切な存在であるはずですから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年05月10日
参加申し込みの期限
2026年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年05月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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