『勝負! 九月』-2-
一応断ったのだが……。
「まー、いいかー」
負ければ丸く収まるし、勝ったとしても何かの折にプレゼントすれば良いのだ。
先行の姉が、これまた景品の巨大サイコロを振り、出た目は……。
「1だー」(うー、まずいよー)
表情には出さず、焦る。
「よーしっじゃあ、わたしの番っ。とぉー!」
1よ出ろ! とダイスを放る。
その時、二人の荷物と一緒に置かれた白いキーホルダーが、光った気がした。
「?!」
舞いあがったダイスはポテリと落ちて、数回転がり、3の目で……止まらず、若干不自然な動きでもう一転。
肉球マークを上に停止する。
「わたしも1だーー、おねーちゃん。一本目は同点だねー」
言いながら彼女は予感していた。
この勝負、終わるのだろうか? と。
http://rakkami.com/illust/detail/9743
↑からの続き
『勝負! 九月』-1-
(キーホルダー……、おねーちゃんアルパカ大好きなんだから、おねーちゃんので良いのに)
ゲームセンターで突如サイコロ勝負を繰り広げる、普段は仲良しな薄野姉妹。
妹、九月は眼鏡の反射光を受けて、思わず片目を閉じた。
しかし、やる気を漲らせる姉の気迫に押され、言い出せない。
発端は幸運を呼ぶと言うアルパカキーホルダー。
姉が大好きなアルパカゆえ、ゲットの際は九月も大喜びしたのだ……が。
その反応を見た姉は、どうも勘違いをしてしまったようで、一つのキーホルダーを巡り姉妹対決が勃発した次第である。
よーし、投げるよー! えーい!(とうっ)
〇PLより
かわいい……!かわいいです!かわいいです!!
花の飾りが素敵なキャスケット帽子もかわいくて、
ウキウキ楽しそうな笑顔の九月もとてもかわいいです!
そして姉妹をお互いに向かい合わせにして頂いてありがとうございます!
向かい合ってサイコロ投げっこして遊んでいるようで嬉しいです!
蒼井様、本当にありがとうございます!
サイコロをころころするのがとても楽しみになりますっ
大切に使わせて頂きます、ありがとうございます!!