『交換日記』
それは一冊の日記帳。
金色の美しい装丁の表紙には、表と裏、それぞれに宝石を抱いて寝る猫があしらわれている。
金色の猫は紅い宝石を、銀色の猫は青い宝石を抱き、
それぞれの主が撫でてくれるのを待っているかのようだ。
開くには鍵が必要で、先程から小さな南京錠の鍵を手にした少女が、銀色の猫とにらめっこしている。
「キャンディー、二つ共無くなってた……」
問いかけても、当然ながら猫は答えない。
鍵を開ければ雲のかかった、夜の記憶が書かれているかもしれない。
だが、そんな他愛も無い事で大切な日記を開くのも、なんだか気が引けるのである。
「どうでも良いかな?」
良くないから悩んでいる訳だが。
お菓子が二つあれば当然のように、金と銀の猫はそれを分け合って来た。
時に銀猫が遠慮する事はあれど、独占した事は一度もなかった。
確かめたいのはキャンディの行方では無く、昨晩何が有ったのか? である。
「やっぱり、気になるよ。夏夜ちゃん」
少女は鍵を差し込んで、ゆっくりと回す。
パチリと錠が外れ、指を装丁の隅金に掛けた。
青い宝石が揺らめいて、どこかで猫の鳴き声がする。
二人が出逢う、唯一の場所。
秘密の日記が開かれた。
※PL
誤:アイテムイラストS/アイテムS
正:アイテムイラストDX/アイテムDX
うっかり両方で間違えてしまった…(汗)
僕の大事な、交換日記。
交換日記も鍵達も、両方大事なんだ。
綺麗で、素敵で…
何より、表紙の猫さん達が可愛いんだ!
背表紙を挟んで左右対称の寝てる猫さん、2匹…
まるで僕と夏夜ちゃ…あ、ううん、何でもない。
この本は…大切な相手とやりとりする為の、交換日記。
叶えたい(けど場合によっては別の方向にシフトする予定の)願いと
フツウを楽しみ、死守する思いを胸に…沢山、やりとりしたいな。
※PL
綺麗で素敵な交換日記…こちらもPLの想像を超えた仕上がり!
全体的にしっかりしていて、高級そうで豪華で…鍵部分も良い!
表紙の寝ているにゃんこーず、可愛い!撫でたい!
背景もキラキラしていて綺麗…!
榊葛 絢杜絵師様、
綺麗で猫可愛い魔導書…じゃない、交換日記のアイテムイラストSを描いて下さり
(+鍵のアイテムSと同日に確定・同日に仕上げてくださって)本当にありがとうございます!