白いキャンパスと∞の地平線。
横掛けにした鞄には極彩色の絵の具と使い込んだ絵筆がぎっしりずっしり詰めこまれている。
羽根ペンを持ってキャンパスと向き合うのは幼い子ども
キャスケット帽から垂れた白髪がきらきらきらめく。
正面を向いている為その表情は窺い知れないが、おそらくその目は聡明な知性の中に不敵に無敵な好奇心をくるんで輝き、溌溂たる高揚感を漲らせているはず。
「知ってるかい?絵描きにとって一番の幸福を」
それは実に簡単なこと。
「真っ白なキャンパスを自分の色で染め上げる事さ」
本当に大切なものは目に見えないとある小説家は言った。
描かないうちなら描かれないものがこれから描かれようとしているのだとある詩人は言った
そして彼女はこう言う、一人の名もなき芸術家として。
自由に憧れ空の彼方へはばたく白い旅鴉として。
「だから私を絵を描く。この手で、全身で。このキャンパスに私だけの絵を」
未完のキャンパスを自らの色彩で染め上げていく過程を空想し、背伸びした少女は莞爾と微笑む。
「君はそこで見ているといい。それともこちらへくるかい?歓迎するよ」
吸いこまれそうに白いキャンパス、そこに何を投影するかは鑑賞者(アナタ)の自由……
>桃川
白は清潔で明るい反面、眩しすぎて落ち着かない色
何でもいいから書きたいという気持ちは、解る
昔から白紙を見ると落書きしたくてたまらなくなるのよね……思いっきりくだらないやつ。
(うずうず)
(PLより:イメージは無限大であると思います。すぎらく絵師、表現して頂きありがとうございます)
『キミのイメージが力になる。キミの言葉が世界になる。信じるだけでいい』
…誰の言葉だったかな?
キミは誰にも縛られていない。自由にイメージし、自由に描くといい
さて
何を描こうか