上海裏社会を牛耳る美しき女幹部。
瑠璃色の生地に大輪の牡丹を染め抜いたチャイナドレスを肉感的な肢体に纏い、大胆に切れ込んだスリットから惜しげもなく脚線美を曝し、妖艶な流し目で周囲を睥睨しつつ煙管を喫う。
驕慢な表情がよく似合う秀麗な面差しに今は蔑みの色を湛え、両側から取り押さえられ足元に這い蹲る男を見下す。
この男をかつて叔父と慕った事もあった。
甘く濃厚な紫煙がとぐろ巻く龍の如く揺蕩い、女は気だるげに足を組み替える
あるいは無邪気で愚かしい子供時代への黙祷か。
懐かしい日々を回想し、煙管を咥えた口許をふっと綻ばせる。
郷愁と自嘲、腐れ縁がこじれてもなお断ち切れない愛着とが綯い交ぜとなった苦い笑みを艶やかな唇に乗せ、煙管の先端を含む。
「ねえ叔叔……覚えてる?あの頃の事」
唇を窄め紫煙を吐く。
冷たく研ぎ澄まされた翡翠の瞳を虚空へ馳せ、過去に焦点を結ぶ。
「まるで夢のようだった」
「……そうだな」
「お互い変わってしまったわね」
時間って残酷。
そう呟きおもむろに席を立つや、磨き抜かれたハイヒールの爪先で床に突っ伏す男の顎を無造作に上げる。
「お遊戯はおしまいよ」
私も貴方も大人なんだから、いい加減夢から醒めないとね。
叔叔、またお金の無心?
こりない人ね
PL
ふと魔がさして二十年後の瑞麗をお願いしました。上海を裏から牛耳るチャイニーズマフィアの女幹部風です。スリットから大胆に覗く脚線美と妖艶な肢体に目が釘付けです!腰のくびれと誘うような足の曲線が艶めかしい……!
チャイニーズドレスの目に鮮やかな青も似合っていてて素敵です。
気怠い流し目でドSに見下す表情にぞくぞくします……!
タナカミナミ絵師さま、素晴らしいポトレありがとうございますっ