椿を見ていると思いだす。むかしのるいり、まだ上海いた頃
ぱーぱはお仕事で忙しい。大きいお邸、広い庭、ひとりぼっち。
雪降る庭をひとり歩く。
せっかく見つけた寒椿……るいりがひとりじめするのもったいない、誰か呼んで来たい、でも誰もいない。
るいり……さびしい。
PL
サンプルをいくつか拝見しお願いしました。
物憂げに伏せた眼差し、白い肌に落ちる陰翳、繊細に組まれた手……そのどれもが瑞麗の内心の孤独と寂しさを表現していて見とれてしまいました。雪で白一色に染まった庭に寒椿の赤が一際映えて美しい……しんと冷えた静かな空気に吸い込まれそうです。
絵師さま、素敵なイラストありがとうございます。