「まいどありがとうございます。蕎麦屋すすきのでございます。
はい。はい。猫鳴館まで緑色のたぬ……緑色のたぬき。
(緑色のたぬき。その言葉から推測するに、恐らくは天蕎麦)
(しかし。だがしかし。実は本当に緑色の要素をご希望なさっている場合どうするべきか)
(緑。そうだ。器だ。緑色の器を探し出せば良いのだ)
(だがしかし。だがしかし。もしや陶器の器ではなく、プラスチック製の器だったとしたら)
(これは蕎麦屋としての直感を信じるしか……!)
はい。緑色のたぬきですね。承りました。
若干の賭け要素を胸に、蕎麦屋すすきの、まごころを込めて緑色のたぬきをお届けにあがります」
「もしもし、こちら猫鳴館!蕎麦屋で緑色のたぬき食べれるって聞いたぜ!出前一丁よろしくね!」
「まいどありがとうございます。蕎麦屋すすきのでございます。
はい。はい。猫鳴館まで冷やし天そばですね。承りました。はい。え?はいたついしょう?
…………。
…………。
おお、「配達衣装」!失礼致しました。只今脳内会議が勃発しておりました。
背後から祖父が怪訝な視線を向けておりますが、御参考までにどんな衣装をご指定で?」
■(背後より)■
可愛い…!
蕎麦屋風なアイコンをお願いしたいな、と思っておりました所、
絵師様の全身アイコンがとても可愛く…!
ぺいゆ絵師様、細かな部分までとても可愛いアイコンをありがとうございます!
大切にさせて頂きますっ
「もしもし?猫鳴館まで出前を頼みたいんですけど?
ええっと伸びるから冷やし天そばでお願いします、あと配達衣装の指定とかってできますか?」