ぷっ・・・くくっ・・見ろよ先生のパンツ・・やべーよくくっ・・
虫?
春だから虫ぐらい――
ズボン?
何故俺がズボンを脱がなきゃ――
(思わずピンクの膝掛けを受け取ってしまって)
おお、すまないな……え?
何だこれは?
(周囲を見回し、ようやくズボンに問題があるらしいと気がつく)
……
(顔はキリッとしたまま、心の中で「今日のパンツだけは見せるわけにはいかない……!」)
………っ…!
【あぁ…既にもうあんなに人だかりが…。伝えに行くのが遅かったみたいですね…】
(人だかりを遠目で様子を伺う)
……ん、なんだ…人だかり…?
……(ズボンを確認)
……ああ、まぁ……うん……縫ってくれる、人……いるみたいだし、いいか……
(真面目な顔してる分すごく、反応が気になるので遠目待機)
ナーンダなんだ?どーいたどいたッ! …って桐島オメェwwww(状態を見て苦笑い
まぁな、男の尻だろうがパンツ見たぐれーで騒ぐモンじゃないぜッ! なァ山っぢ!?
こ、これはヤベェ…
あのすました顔の桐島が…!
ブフォッwwwwww(我慢できずに吹き出す)
じゃ、僕も勇気を出して(しれっと)
はい、りぃちゃん♪
(葛城さんにそっと可愛いアップリケを手渡す)
桐島先生、おはようございます。
おやおや、廊下で一体何事ですか?
モテる先生は大変ですねぇ。
(くすくす笑いながら女子+αに囲まれている先生に声をかけ)
(一生懸命笑いをこらえてる)
センセー、おはようございまーす。
そうだ、これ貸したげますね。
(かわいらしいデザインのピンクの膝掛けを差し出して)
これがあればズボン脱いでもきっと大丈夫ですよね。
あれは……っ(破れているのを発見して)
ど、どどどどーしましょうっ。 このままじゃあ義弘せんせーが可哀相なのですっ!!
…先輩も勇気を出していらっしゃいますし、ここはりぃも勇気を出す時っ!
(ソーイングセットを握り締めながら声をかけ)
せ、せんせー!
(りぃで良ければ今すぐ縫うので)ズ、ズボンを脱いでくださいなのです…っ!
よー先生ー(あだ名です、ちゃらちゃらしているわけではありません)
大きい三角定規、どこにしまっておいたらいいですかっ……
あ、穴がっ!
ど、どうしよう…このままほっておいたら先生が恥じかいちゃうし……
私が言うべきなのかな…
でもなんか言いづらいし…
だめだめっ!今年から先輩なんだからはっきり言わないと…
せっ、先生!!虫食ってますよ!(動揺して色々言えず)
(振り向いて)
おはよう。
どうした、どこを見てるんだ? 何かあったか?
むっ!
なんだ……その髪は。
きちんと高校生らしくしたらどうだ。
(「まったく困ったものだ」などとブツブツ言いながら去っていく。)
……桐島っちちーっす(……あれ破れてるよな?絶対破れてるよな?コイツ気づいてないぞやべえマジワロス)