アクションの関係上、今までコメントが書けず、誠に申し訳ございません。
蒼井絵師様、ギリギリでしかも難しい発注文であったのにも関わらず、素晴らしい失恋用浴衣イラストを描いていただきありがとうございます!
まさか発注から三日ぐらいで納品されるとは思いませんでした!
絵師様の本気を感じました…もう感謝の気持ちで胸いっぱいです。
本当にありがとうございました!
七夕…年に一度、織姫と彦星が会う事が出来る素敵な日…私が生まれた大切な日
そして私が一世一代の告白をした日
ずっと一緒だと思ってた
だって彼は何だかんだ言ってずっと傍に居てくれたから
彼が私に負い目を感じてるから…自分の「家」の存在が私を不幸にしてる事に悩んでた事も知っていたから
だから、私は装った
頭が悪いアホの子の様に…本当はそこまで頭は悪くない…外国語以外は
ただ彼に構ってもらいたかっただけ
体力がない儚い少女の様に…本当は人並み程度にはある…いまだに日光には弱いけど
ただ彼に心配してもらいたかっただけ
健気に笑う心優しい少女の様に…本当は浅ましくて醜い…自分と大切な人達の事しか考えてない我儘な女だけど
ただ彼にだけは少しでもいい子に見られたかっただけ
そうしていれば…優しい彼の事だ…私をほっとけなくて…私と一緒になってくれると確信してたから
例え、私の事は妹としか見てなくて…彼が愛してるのがただ一人、死んだ姉だとわかっていても
なのに…どうして?
私を…一人にしないで
伸ばした手は何も掴めず、彼を射止めるはずだった笑顔はもう出来ない
16回目の七夕の夜
私の初恋は終わり、そして本当の「笑顔」はもう浮かべられない