>礼二
そう。全草有毒、何と土壌に至るまで。
ふふ、後戻り出来ない。やり直しも利かない。成功するかも“ ”次第。
危険な遊びの方が楽しいでしょう?
誰もかれも、僕に出逢ってしまったのが運の尽き。
君も退屈はさせないでね…?礼二。
夾竹桃は可愛らしい見た目に反してオレアンドリンっていう有毒成分を持っているんでしたっけ。
花言葉は油断大敵、用心。
……危険な愛なんてものもありましたねぇ。
良くお似合いですよ、先輩に。
「もう何も言わないで」
1つだけの肉貝が開いて落ちる囁きはまさに魔性。
認めてしまえば見つめてしまう。
2つの瞼貝が開けば触れた傍からとろけ出してしまいそうな蜜の珠。
見止めてしまえば、
「もう、だめ」
蠱惑の色に溺れるしかない末路。
故に悪魔は迷う。使うべきか、使わざるべきか。
「…嗚呼、だからと言って、余所見を許した覚えはないよ…?」
―Occhi del diavel―
悪魔の瞳、または蠱惑の瞳。
やがて人は彼の体に擦り込まれた練り香水の元になった花の香りでこの瞳の色を思い出すようになるという…。
金木犀:「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」
夾竹桃:「危険な愛」「用心」「油断大敵」「危険」
(PL:ランプブラックの髪に、金木犀の花を蜜にしたような、とお願いしたら…。
他社でもお世話になっていて、花と言えば茅本絵師にと思ってお頼みして大正解でした。
見てるだけで良い香りがしそうで、清廉なようで、目元周りを見てると危ない気持ちになるから怖い!
本当にありがとうございました。大切に使わせて頂きます)