(劇場版の小説版、終盤より一部抜粋)
消えた人々が無事に戻ったという報告をねこったー等で確認し、事態解決に奔走していた夏朝と夏夜も安堵する。
東の空に昇る朝日は、人々が戻らなくなる絶望ではなく…皆が消えずに元に戻り、無事に未来を迎えられたという希望を感じさせた。
だが…平穏の帰還は、奇跡の終わりもまた意味する。
夏朝との分離・共存を果たし、事態の解決に協力できた夏夜だが…それは一時的なものであり…
「日が昇れば、代わりに夏夜ちゃんがいなく…」
「…ああ。朝日が昇れば、今回の奇跡は終わりだ」
夏朝の眼から、涙がこぼれる。…夏夜からも涙が溢れるが、それは夏朝が泣いたからというだけではないのだろう。
互いに思う。大丈夫、消えるのではなく…僕の/夏朝の中に戻るだけ、と。
いずれ必ず、分離・共存して並んで過ごせる日が来る、と…
二人は手を取り、顔を合わせ…青い空と暖かな日差しに、願うように、誓うように。
夏の朝が巡る。
「いずれまた、一緒に…」
夏の夜もまた、訪れる。
「…うん。今度は平穏な時に、共に…」
一緒に並んで、時を過ごそう。そして、共にフツウを守ろう…
その願いを胸に、日常へと戻っていくのだ。
(※前半の字数が多くなったため、PL感想を先行して投稿)
※PL
やったー劇場版だー!
今回も無事に劇場版を迎えられてありがたや…!
事態解決後、夏朝と夏夜がひと時の別れを迎えるシーンを描いていただけて嬉しいです!
(※夏夜は何故か夏朝と分離し、事態解決に2人そろって奔走していたという想定)
人々が元に戻った後、二人ともに、青い空の下で手を取り涙する…
…大丈夫、いずれまた一緒に過ごせる機会が来る!はず!
炎絵師様、感想遅れて申し訳ない&
二人ともに事態解決に安堵し、ひと時の別れを迎える
夏朝(&夏夜)の劇場版フリーイラストSを描いていただき
本当にありがとうございます!